Project Pack 21は植物図録!

6月にPP21を販売する時の商品説明の欄にも「朝ドラの万太郎が思い浮かびました」と描きましたが、いざ始まってみたら、思っていた以上にやっていることが万太郎ぽくて、びっくりしながら、楽しく取り組んでいます。

イントロ動画の最後で言っていましたが、ジュリーは産休、マリアは手を痛めている(pinched nerve)とのことで、残念ながら今回のPPは2人のリードで描く日は無いようですね。マリアはもちろんトークで参加ですが、描けないのが残念そうでした。

動画の最初に出てきたような植物を描いた本をマリアはかなりたくさん持っていると言っていましたね。それらを眺めてカリグラフィーやゼンタングルのアイデアのヒントを得たりしてきたのでしょう。

また、今回のPP21のこのテンプレートは、最初アイデアを詰め込んでもっともりもりしていたものを削って削ってシンプルにしていく作業を経て、最終的にあの形になったとのことでした。もりもりの時のも見てみたい気がしますね。

Day1(1日目)は姉妹の動画(マーサが描いている)でした。彼女たちが住むNew England(アメリカ北東部)に咲くLady Slipperという植物からヒントを得たLady DIVA’s Slipperと名付けられたポークリーフにDive Dance (Waltz)を加えた植物を描きました。

Day1で使った“Tucker(タッカー)”というまるで紙に切れ込みが入って茎が挟まれているように見えるようにする技法は、昨夏のPP18(半透明タイル)Day3の時にも使っていて、その時の動画ではこの言葉を使っていたか覚えていませんが、Mosaicアプリで見ると、既にその時多くの海外の方が#tuckerをつけて作品投稿されていることに気づきました。
Day2はリックが担当でした。リックといえばParadoxで、これまでのPPでもたびたび描いていました。今回は植物系タングルだからリックもParadoxの出番は無いかな?と思ったけど、このPPでは植物系じゃないタングルで植物を創り出していくということで、無事Paradoxを使ってオリジナルの花を生み出していましたね。(一応、発見したという設定ですが...。)リックも嬉しそうで、マリアも、ラッキーだったわねーとリックに言っていました。

Paradoxは 「逆説・矛盾」といった意味ですが、リックは描きながら、3つのパラドックスな点を指摘していましたね。
①直線を描くことで曲線が現れること
②1本の直線の終点が次の直線の始点なこと
③始めあった△のマスが最後は見えなくなること

途中、マリアがリックはconfidentな(=自信のある)人だという場面もありました。マリアは茶化した口調で言っていますが、confidenceは英語圏ではとても大切な要素の1つで、リックも悪い気はしていないはず。

9年生(中3くらい)の時のエピソードも面白かったですね。この時2人はもう知り合っていたんですね。野に生えている草花を押し花のように平たく貼って標本を作るという課題があったそうで(今回のPPのアイデアもそこから得ている)、マリアは採集は1つもせず、友人達の標本の表紙を描いてあげる代わりに、友人達が採集した植物をもらって自分の標本を作り、そしてちゃんとAをもらったみたいですね。

リックがPlace(生息地)の欄であまりに具体的に細かく特定して書いているのを見て、マリアが細かくし過ぎないで!とつっこみを入れていたのも面白かったです。2人のトークは微笑ましくて楽しく、聞いていて心地よいですね。

さて、もう次のDay3が配信されました。モリーのリードでマリアもトークで参加の親子ペアです。そして、これはまたびっくりの予想外の姿の植物を描くようです!


ひろこ's LOVELY ゼンタングル

ゼンタングルは2004年にアメリカで生まれた新感覚のパターンアートです。絵心がない人でも大丈夫!素敵に描けちゃいます。あなたも小田原初&小田原唯一の認定講師と一緒に楽しくゼンタングルしてみませんか?

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