プロジェクトパック12始まる!
毎年12月恒例のProject Pack 〜12 days of Zentangle〜の配信が始まりました。2年前の12月、スピナーを描いた時はNo.4だったのがもうNo.12!(今年はPP多かったですもんね...)
今回のPP12は「ルネサンス」に焦点を当てていて、セットにはさまざまな形のルネサンスタイル(タンタイル)が含まれていました。
動画の中でお二人も言っていましたが、白タイルは黒く塗るしかなく、黒タイルは白く塗るしかないのに対して、タンタイルは黒くも白くも出来るのが良いところ。
イントロダクションの動画で、イタリア語のChiaroscuro(キアロスクーロ)=「明暗(法)」「陰影(法)」という美術用語も紹介されていました。少し色がついた紙だと、白や黒の紙と違って、白黒どちらものせられるので、明暗のコントラスト、つまりキアロスクーロで表現できるということなんですね。
ルネサンス期(1400年代)にイタリアで活躍したダビンチ(←「モナリザ」を描いた人)やミケランジェロもこういうほんのり色がついた紙に描いていたと言っていました。タンタイルをルネサンスタイルとも呼ぶ理由もわかります。
Day 1の動画ではブラックベリーのようなBronx Cheerをベビーコーン/ヤングコーンのような長細い形に変えたBronx Spear(スピア) が新しく紹介されました!spearには①芽②槍(やり)という意味があるのですが、おそらく①芽の意味で名付けたのでしょう。芽には他にsprout(スプラウト)やshoot(シュート)という単語もありますが、spearにしたのは、これは私の勝手な憶測ですが、(槍のように先が尖った)その形状と、(無意識にだけど)Bronx CheerのCheerと韻を踏めるからじゃないかな?(響きがいいのです。)
このBronx Spearはマリアさんがドイツの方が描いていたものを見て、ステキと思い、スカーフのデザインにも実は使っているそうで、写真を見てみたら、本当にありました!(真ん中へんにかなり多数‼︎)
お二人は今回の動画で他にも言葉遊びのようなやりとりがいくつかあって、お二人の仲睦まじさがたびたび伝わってきました。Bronx SpearはBronx Cheer同様に間違えたところの上にカバーして描くのに活躍してくれるわけですが、ミステイク→(下に何が描かれていたかは)ミステリー(リック)→アガサ・クリスティーみたいね♪(マリア)...というようなやりとりもありました。
日本の「わびさび」にも言及する場面がありましたね。厳密に言うと、わびさびの中でも特に「わび」のほうにあたるんですが、imはnotの意味で、perfectionはperfectの名詞形なので、imperfectionは「不完全」という意味(海外でわびさびをこう訳されることがあり)で、perfect imperfectionは直訳すると「完全なる不完全」。つまり「不完全だったり未完成だったりするものに美しさがある」こと(やその考え方)を表しているわけですね。なので、タングルする時も何かが完璧に揃っていたりしないのがまた美しいところだとお二人は伝えたかったわけです。
日本に関連することが出てくると、ちょっと嬉しい気持ちになりますね。
さて、私の1日目のゼンダラはまだ途中なので、後日掲載します。
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