新しい公式タングル Narfello

“Narfello”...Newsletterで発表・名前募集したタングルがnarfelloに決まりました。
そこで私もnarfello尽くしのタイルを描いてみました!斜め、縦、逆の斜めに3タイプ違うサイズ・色・中の埋め方でnarfelloを描いています。それぞれ全然違うふうに見えて、面白いですね。
見事名前が採用されたのは、Jane Rhea CZTの案narfelloでした。Janeさんはご自身が教員をされていた時の生徒との逸話から、narfelloという名前を思いついたようです。

50年くらい前のある日、5年生のクラスでいたずら好きの児童が若い女の先生(実はこれがJaneさん)に中に草と何かが入ったガラスの瓶を持ってきます。その生徒は先生が中身を見てキャー!と叫んで瓶を落とすのを期待してのいたずらだったのですが、先生は全く動じませんでした。
先生は落ち着いた様子で瓶を開け、色の美しさ、柔らかな皮の質感、かわいい舌を絶賛しながら、中に入っている生き物を取り出します。その生き物が先生の手で尿をして机を汚してしまっても、先生は平気で大笑い。
その日1日はその「ゲスト」があらゆる教科の授業のテーマとなり、児童の好奇心と想像力はかきたてられ、教室は笑い声や笑顔で満たされました。そして一日の終わりに、皆でそのゲストを外に返してやりました。この日の出来事は楽しい思い出に。
3年後、先生は8年生の英語を担当していて、クラスの半数はあの時のクラスの子たちでした。その日の授業では、詩人エミリー・ディキンソンが書いたある詩を読むのですが、クラスは3年前のあの日のごとく盛り上がります:
A narrow Fellow in the Grass Occasionally rides...(細長いやつが草むらにいて、時々駆けていく...というような意味)

Janeさんは新しいタングルを見た時、この出来事とゲストのことをすぐ思い出し、この名前(narrow fellowを短くくっつけてnarfello)を思い付いたとのことです。新しいタングルはそのしなやかに曲がりくねり、美しく、色とりどり変化がある様子や、そして形そのものがあの日のゲストのようで、このタングルもまたあの日のゲストのように、描く人の創造力や想像力をかきたて、描き方によっては笑いも起こるタングルになるでしょうとのことです。

とてもステキな逸話ですね。この日のことは、クラスの子たちにも子供時代のいい思い出になっているんじゃないかな?

そして、HQがたくさんの応募の中から、この名前を選んだのもよくわかります。

Newsletter に載っていたStepout はこちら↓
Stepout の最後に載っているこのRickのタンタイルを見ると、そのゲストがなんだったか、わかりますね。(あの日の「ゲスト」とはみなさんご想像の通り⁈ヘビでした!)
みなさんもぜひこのnarfelloをいろいろなサイズや色やfillerで描いてみてください!

ひろこ's LOVELY ゼンタングル

ゼンタングルは2004年にアメリカで生まれた新感覚のパターンアートです。絵心がない人でも大丈夫!素敵に描けちゃいます。あなたも小田原初&小田原唯一の認定講師と一緒に楽しくゼンタングルしてみませんか?

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